IG グループ傘下の暗号資産取引所・Independent Reserve は、アジア太平洋地域(APAC)でのサービス拡充を進めています。企業向け決済ソリューションとイールド商品を軸に展開し、2026 年下半期にローンチする予定です。本商品は、規制対応かつスケーラブルな暗号資産インフラを求める企業・機関投資家の高まるニーズに応えるものです。

新たな拡大路線の始まり
今回の新商品は、IG グループによる買収後に実施される Independent Reserve の地域拡大戦略の一環です。既存の規制対応済みインフラを基盤に構築され、規制当局の承認を経た上で、シンガポール・オーストラリア・UAE における企業向け暗号資産サービスの需要拡大に対応する計画です。
Independent Reserve シンガポール社 CEO の Lasanka Perera 氏は次のように述べています。
「企業や機関から、規制に準拠しスケーラブルで長期的な活用を想定したインフラへのニーズが高まっています。新商品は、当社が特徴とするガバナンスとコンプライアンス体制を基盤に、プラットフォームを進化させた成果です。」
IG グループのグローバル戦略力が成長を支える
FTSE100 上場の大手金融サービス企業である IG グループは、本年早々に Independent Reserve の買収を完了しました。本買収により、IG のグローバル規模と機関向けノウハウが活用され、APAC 地域での事業拡大が強力に後押しされる見込みです。
Independent Reserve は、IG の支援により商品ラインアップを拡充し、企業ニーズに合わせたソリューションを順次導入するとしています。
APAC 地域での業績と成長力
オーストラリアに本社を置く Independent Reserve は顕著な成長を達成しています。2025 会計年度の売上高は 3530 万オーストラリアドルに達し、前年の 1880 万オーストラリアドルから大幅に増加。EBITDA は 990 万オーストラリアドル、利益率は 28.2%を記録しました。買収時点での資産預かり額は 17 億オーストラリアドル、資金投入済みアカウント数は 12 万 9400 件に上ります。
IG グループの APAC・中東担当マネージングディレクター Matt Macklin 氏は次のように述べています。
「シンガポールは IG にとって中核市場であり、Independent Reserve はデジタルアセット戦略の要として、地域拡大の足がかりとなります。」
今後の展望:地域プレゼンスの強化
Independent Reserve の買収と企業向け暗号資産サービスの強化は、APAC 地域での IG グループのデジタルアセット戦略を強く示すものです。規制枠組みが整備され、機関級暗号資産サービスへの需要が高まる中、IG と Independent Reserve はアジア太平洋地域における暗号資産普及の最前線を担う体制を整えています。
主なポイント
- Independent Reserve は 2026 年までに APAC 地域で企業向け決済・イールド商品を提供開始
- IG グループの買収により、シンガポール・オーストラリア・UAE での事業基盤が強化
- 2025 会計年度売上高 3530 万オーストラリアドルを記録し、APAC での市場展開を加速
- 規制対応型暗号資産インフラへの企業・機関のニーズが本戦略の原動力となっている

